深圳ITES(深圳国際工業製造技術及び設備展示会)に出展しました。
https://www.iteschina.com/
https://www.fna.cn/front/action/detail/370?type=industry
出展企業数は2100社、来場者数は14万人を超える、大規模な展示会です。
2002年に深圳で始まった展示会で、
当時、まだ日本から出張していた私も、第一回目から視察をしておりました。
開催されてから数年は、手動の旋盤や、フライス盤、単発プレス機などがメインで、測定工具や機械要素部品も偽物が多くありました。
MITATOYOというブランドが大きなスペースでノギスやマイクロメーターを出展していたり、
MSKのベアリング、岡木の成型研削盤などが堂々と出展されていました。
そのう日本メーカーの出展が増え、CNC機やロボットアームなどが市場に出回るようになりました。
私見で、中国メーカーの転機と思うのは、中国製のサーボモーターやPLCが出展された時期です。
それ以降、中国製のMCやロボットアームの出展が増え、
今や、多くの中国メーカーが5軸制御のMCを製造、販売しております。
5軸MCメーカーの中国人社長は、「とりあえず、形、機能を満たしてから、精度を高める」と言っておりましたので、
まだ、精度はかなり低いレベルだろうと思います。
弊社は、吉川鐵工製カシメ機やプレス加工時のセンサー関連(荷重計、下死点装置、ミス検出装置)などの販売を中心に行っておりましたが、
結構、中国系企業からの日本製工作機械の問い合わせが多くありました。
安田、牧野、三菱、ソディックなどが大規模に出展しておりましたが、
各メーカーの強みや、業界での位置、また自分たちの要望に適したメーカーはどこか?などが、
分からない会社が多くありました。
当社のように、フレキシブルに多様なメーカーの機械を提案できる商社に対するニーズは高いと感じた展示会でした。


